病気

あの人は、きっと、病気なんだ。

セックス依存症

 

きのうも、夜中に、ラインが来た。

起きてる?何してる?

 

寝てるわ。って、そんなことは言えないので

 

寝るとこ。

 

と、ぶっきらぼうに返したら

 

そうか。

 

とそれっきり、何もなかった。

 

午前中、今日は忙しい?

と、また、ラインが来た。

 

土曜日は、忙しいに決まってる。

あなたの、気まぐれにはもう、合わせない。

 

ずっと、仕事か?

 

はい。と答えると、それっきり。

 

なんだ、この無駄なやり取り。

 

こんなやり取りを、ぬらりくらりするのも、

もう少し。

 

冬以降、もう、それほど仕事でかかわることも

なくなるから、もう少しで

無視してもよくなる。

 

あの人は、忙しいふりをしているけど

きっと、そんなことはない。

 

土曜日に、会いたがる確率が高い。

仕事の都合をつけては時間を合わしてきたけど

 

もう、合わせない。

 

結構、しつこいから、自分の目的を達成するまで

なんだかんだと

連絡をしてくるかもしれないけど

 

私から、仕事以外でのラインは、もう

していないし、するつもりもない。

 

あんなに、必死になっているあの子が

なんだか、滑稽に思えてくる。

 

私は、あんなふうに、みられたくはたくない。

 

この前、会ったけど、少し、やせていた?

しわがとても目立っていた。

 

すがすがしくない、ゆがんだ笑顔が

 

ああ、やっぱり、こんな風になるのは

嫌だな。

 

と思った。