言ってしまった

ホテルとった?

 

来た。ついに、来てしまった。この言葉。

いつもなら、ホテルを会わせて

心おきなく、一緒に過ごすことを楽しみにして

日を数えて待っていたのに。

 

別れることは決めている。

もう、ずっと前から。

新しい人とも、長くないだろう。

 

今回、ホテルは年下君と合わせてある。

この彼も、長くはないだろう。

あの人を忘れるために、近付いた人。

付き合ってるわけではない。

 

さみしさを紛らわすために一緒に過ごす。

悪いとは思わない。

向こうも、私には、本気じゃないから。

 

好きってなんなのか、もう、わからない。

誰が好きなのかと言われれば

私は、やっぱりあの人が好きなんだろう。

 

でも、別れなければいけない。

幸せにはなれないし、あの人を好きな自分が

キライだ。

 

いつだって、求めてはいけない。

 

色んな嘘を考えていたけど、嘘は嘘。

なんて答えていいか少し考えて、

 

今回は、ご一緒するのを、やめておこうと思います。

 

と伝えた。言い訳と共に。

 

その後のラインは既読にならない。

怖い。電話が鳴るのが・・・

 

これで終わればいいけど。あの人は

強引だから。

 

狙った獲物は必ず落とす。そして

夢中にさせる。

とても、危険な人。