来週じゃないけど

やっと昨日、年下くんに会えて

みんなと食事会をした後、次のお店へ向かう途中、

彼はふらりとその群れから外れた。

私もはぐれたふりをして、少し時間をあけて

彼の方向へ向かった。

 

彼の姿はなく、自分がどこにいるのかわからなくなって

彼にラインをした。

 

キョロキョロとしていると目の前に

彼が現れて立っていた。

 

やっと二人になれる。

一緒にホテルに入り、私は自分の部屋で待った。

出張のときは、別々で部屋を取る。

疲れているのか眠たそうな彼の目は

赤かった。

次のことについて話をした。

もしかしたら、今まで以上に会えなくなるかもしれない。

もしそうなって、離れてしまったとしたら

それは、そういうことなんだと

思うしかない。

 

彼はこのコロナの時期に仕事について考えたようだった。

 

結局、一緒にいた時間は六時間半ほど。

 

用ができて朝早く帰らないといけなくなった彼は

5時に部屋を出て行った。

 

また、来週ね!

 

来週じゃない!というと

すぐじゃん!と言って、私を抱きしめ

キスをして出ていった。

 

次は後12日後。

すぐと言えばすぐ。

そして初めて、デートらしいことを少し

しようと思っている。

 

計画通り、ちゃんと会えることを祈る。