年下君に会えるまで1カ月を切った。
準備を始めないといけない。
つくずく私はこの時間が好きだと思う。
仕事でもなんでも目標がない時の私は、
死んだように生きている。
この日に。という目標が定まれば、
がつがつと動き出す。
何も決まらずに、ふわふわとした毎日ほど、
しんどいくて退屈なことはない。
まずは、少し増えた体重を落としたい。
そして、リフトアップするためのドリンクは、
今度の月曜日から飲み始めよう。
限界に達しているネイルは、3月入ったらすぐに付け替える。
ヘアカラーはどうしよう。
まつ毛パーマはいつするべきか。。。
目標は、3月14日。
このころはコートはいるのだろうか。
何を着ればいのだろう。
新しく、ジャケットは買うべきか。
油断するとすぐに劣化する女は忙しい。
やることがいっぱいだ。
スケジュールを合わせるのも、結構大変なことだけど
目標があるのはやっぱり
生きがいがあっていい。
久しぶりに会う彼の気持ちが変わってなければいいけれど。
なぜ、好きかどうかもわからない男に
惹かれるのか。
その意味も、分かれば、納得済み。
男として。
ではないのだ。
自分の持っていない感性を持っている人には、
どうやら執着するらしい。
たまたま、男と女としてであったけれど
男同士だったとしても、こんなに仲良くなっただろうか。
彼は、なかなか人に心を開かない。
本音は見えないけれど、それでもまあ、いいか。
私は、人の心が割と見えやすいほうだ。
そんな私が思う彼は
本当は、冷たいところもある。
きっと、何かあれば、私は切り捨てられるのだろう。
若いころのように、相手のすべてを知りたいとも
思わない。
この関係は、自然に流れるままに
なっていくのだろうと、感じている。