貧しいということ

もし、次に生まれ変わるとしたら

そんなことを考えるのは、無駄なことで

あまり好きではない。

 

でももし、生まれ変わるとしたら、次も私は

女の私で産まれたいと思う。

 

今までの人生、思えば、

小学校、中学校、高校とパッとしない、

自分というものがなく、親の敷いたレールに、

否応なく、従い自分の人生の選択はできないものだと

押さえつけられて、その中で自由にどこか

いつも、冷めた気持ちで、何をやってもつまらなかったし

一言で言えば、

 

あきらめていた。

 

30代に入って、離婚を自分が決意し、そこから

自分の人生が始まった気がする。

 

いいこともあったし死にたくなるような気持ちも

何度か味わい、やっと、昔に比べて自由を手に入れた気がした。

そのころから、母親とうまくいかなくなった。

 

お金に困ることは、運よく、守られているべく

一度もない。

 

買いたいものは、自由に買えるし、

行きたいところへも行ける。

でも、いつも、さみしい気持ちが付きまとう。

 

自分は、じゅうぶん頑張ってきた。やってきた。

と思う反面、本当にそうだろうか。

ともいつも思う。

いつも、何か、満たされない気持ちが付きまとう。

 

自信満々な反面、自分がとても貧しい人間に思える時がある。

 

何が、どうなれば、私は、心から

満たされるのだろう。

 

感謝しなさい。今あるものに。

感謝が足りないのです。

本当に、それだけなのだろうか。

 

一番足りないのは、愛。

愛し愛されること。

私は、とても、貧しい。