今日は、送別会。
私は昔から送別会は嫌いなのだ。
悲しいとか寂しいとか、そんな優しい気持ちではない。
ここに書くのもはばかられる気持ちがあるのだ。
人の人生は変わっていく。
自分もそうなんだから、みんなもそうなのだ。
でも、面白くない。
手紙をもらっても、冷めた気持ちは変わらず、
この中の次は誰がこうなるのだろうと
居心地の悪い空間で、
それは、紛れもなく、自分が作ってきたもの。
そんなもの全てを、早く手放してしまいたいと
思っている。
私が作ってきたものや歴史は
偽物だった。それは、自分が自分を
偽って作ってきたものだから。
それでも、楽しそうにしているみんながいて
ああ、私はここに、居場所がない。
と、自分が作った空間の中で
ただ、はやく終わればいいのにと、時間を待っていた。