待つ

想えば、この数年の私はいつも待っている。

 

待つことは、事にもよるが、

 

会える日が決まっているときは、

待つというのは、とても楽しいし、うれしい。

 

連絡が来るのを待つ。というのは

あまり好きなことではない。

 

くる、とわかっている連絡は、待てる。

いつ来るかわからない連絡、

来るか来ないかもわからない連絡を待つというのは

 

効率を重視する性格上、

苦痛でしかない。

 

そのうち、どうでもよくなって、そのこと自体

すべて手放したい気持ちになる。

 

いつも、どこでも一番でいたいし、一番大切に想われる

存在でないと、いやなのだ、私は。

 

めんどくさくて、ややこしいと思われたくなくて

知らんぷりをするけれど

 

私は、本来、めんどくさい女なのだ。

駆け引きはできるだけしなくてよいお付き合いが

出来たらいいのにな。

 

そんな人が現れる予感はもう、みじんもない。