思い違い

愛されている
なんて、思ってはいない。

ただ、好きになってくれたんだな。
好意を持ってくれてるんだな。

というのは、思い違いではないだろう。


私は、その人のことはやっぱり、好きまでもいかない。
でも、優しくされて、大切に扱われているとき
とても、心が癒されている。

ありがとう。

と、素直に思う。

そういう日々の繰り返しから
あの、悪夢の日から、立ち直ってきている。

人から明らかな愛を受けたとき
心はおだやかになり、健やかさが育つのだと
身をもって感じた。

昨日、私は少し酔っていたけど、意識はちゃんとあった。

甘えてほしい。

といわれていたので、少し、酔っ払ったふりをした。
好きなふりをしているけれど

ホテルの部屋には入れなかった。

私はそこまでまだ、好きではないし
信じてもいない。
今回は簡単にはそうなりたくない。

それでもう、私を誘ってくれないなら
それでいい。

後戻り出来るところにいたい。

あの人のおかげで、簡単には人を好きにならない方がいい。
ということを、学んだ。

私をいつも、ちゃん付けで、呼んでいたのに
今朝のラインでは、呼び捨てになっていた。

わたしは、このキスの人には
少しずつ傷ついた心を癒していることにたいして
感謝している。