頭痛がおさまらない。
この前、組合の集まりで行った時のことを
思い出した。
そんなに仲良しの人がいるわけじゃない。
気を使っていれば、誰とでもうまくはやっていけるけど
その時、私はテーブルに一人で座っていた。
同業の母も来ていて、母は、そのグループには
昔からの知り合いがたくさんいて
楽しげにしていた。
私が一人でいたのが寂しげに見えたのか
帰ってきてから母は
一人で寂しそうなのが嫌だった。
と言った。
そもそも、私はその日、その食事会には行きたくなかったのだ。
別に美味しいものが出てくるわけでもなく
役職的に無理に行かなければいけなかったから
行ったのであって
しかも、なんの前触れもなく乾杯の挨拶までさせられた。
まあ、そんなことにまで気が回らないのは
仕方がないし、慣れている。
本当は気乗りしていなかったのだ。
その時私が着て行ったワンピースは水玉の新しい清楚なもので
それも、地味で嫌だった。と。
そう言う言葉を聞く私も、嫌だ。
もう、一緒に出かけるのはやめようと思った。
母は、私が活躍していないのが不満なのだ。
キラキラしていないと嫌なのだ。
私は母を喜ばせるために生きているわけではない。