子供のころから、商売をしている家に育ち
ゆっくりご飯を食べることを許されなかった。
食の細い子で、小さくてやせっぽっちだったが
健康だったから、問題はなかった。
今でも、ゆっくりと食事を楽しむ。
ということができないし、とても食べるのが早い。
ゆっくり食べることをあまりよく思ってもいない。
けれど、
どこかの外国人のように
何時間もかけて食事を楽しむ。
ということをしてみたい気持ちが起きてきた。
ゆっくりと食べることを知らない私は、
豊かな時間をもしかしたら知らないで終わってしまうことになるかもしれない。
それは嫌だな。
もしかしたら、その時間はかけがえのない、
自分にとって素敵な大切な時間だと
思うかもしれない。
やったことのないことはたくさんある。
自分の時間が少しでも、豊かになることなのであれば、
毎日の生活習慣を見直すきっかけにもなるのかもしれない。
食べることが大好きな人がいるが
その人の気持ちも理解できるかもしれない。
子供のころから、植え付けられた
商売人は、ゆっくり飯を食っていてはいけない。
という刷り込みも、
また違った角度で、経験すれば
今よりもっと、何倍も、これから一人で生きていく人生が
ゆったり、気持ちのいい毎日になるかもしれない。
そんなことを初めて思った日記として、ここに残しておこうと思った。