同業の友だち

久しぶりの女子会で、ランチをして

そのあと、お茶もして、たくさん話した。

 

いつも可愛くて、長い髪も癖毛だそうで

いつも綺麗に巻いている。

 

待ち合わせに来た久しぶりに会う彼女をみて

 

あれ??少し疲れてるのかな?

 

と感じた。マスクを取った顔も

薄い化粧で、前よりも小皺がすこーし気になった。

 

話していくうちに

一番目をかけてきた長いスタッフがいよいよ

退職する。今度は本気みたいで

今夜話をする。

ということがわかった。

 

ああ、だからか。

 

人が辞める。

 

ということは、別に普通の出来事。

相手にだって気持ちも都合もあるのは当然だ。

 

でも、こちら側の気持ちや都合は全く考えてはもらえない。

普通に日常で起こる出来事。

 

けど、いつだって、悲しいし、傷つくのだ。

家族をほっといても関わって

自分の子供よりも長い時間一緒に過ごし、

育てて、可愛がった人が、自分の元から去る。

 

そんなの、普通のこと。

でも、毎回、心をえぐられ、すり減るのだ。

 

いいかげん、慣れないといけない。

 

でも私も彼女も、変に優しいところがあり

情に深いところがあり

どれだけ経験してもやっぱり、しんどい出来事なのだ。

 

教育の第一線を少し離れた私は

前よりも、その出来事に対して、くよくよしなくなったけど。

 

そのかわり、今、第一線でその仕事をしている部下は、やっぱり、泣いていた。

 

こちらの想いとあちらの想い。

同じ立場にならないと、わからないと思う。

 

仕方のないこと。でも、いいかげんこういうことで傷つくのはもう嫌だなと、毎回思う。

 

今日彼女が、なんとなくどんよりしていたのは、

やはり、気のせいではなかった。

 

強い彼女は、顔には出さず、やめた後のことを

考えて、また、頑張るのだろう。

 

とても、辛いけど。

 

孤独なんですよね。

 

と、言った彼女の気持ちは、100%理解できる。

考え方一つ。

でも、こういう経験はいやだな。

 

 

 

と感じた。