地元は田舎でなかなかフレンチとか
素敵で小洒落たレストランは少なく
海のそばのこだわりのチーズのレストランは
数少ないお店の一つ。
たまに誰かと一緒に行くこともあり
一週間前にスタッフと行った。
そして偶然、今日も行くことになり
シェフは、苦笑いをしていた。
ほとんど一週間前と同じ物をいただき
そこそこのお金を払って、かえりぎわ、
いつも、そのシェフは小馬鹿にしたような
物言いをする。
以前行った時も
いい物を食べないとダメですよ。
と言った。
私はグルメではないし、何を食べても
好きなものはとても美味しいと感じる。
ファミレスも大好き。
安くて美味しいものはよりいいではないか。
と思う。
高くて美味しいのは当たり前。
高い肉はいい物を食べて環境のいいところで育った肉かもしれない。
スーパーで手に入る肉はどうだろう。
牛は牛。命は命。
どの命も大切な物をいただいているとおもっている。
こだわりの強すぎる人は苦手だ。
それを押し付けられるのはもっと嫌だ。
私は外食をする時の一番の目的は
美味しい物を食べたいと言うことではないことが多い。
誰と一緒に食べるか。
一人で行くときは、自分がそのお店でどれだけ
自分に優しくしてあげられるか。
接客をおろそかにして、食材だけにこだわっていても
全く魅力を感じないし
また、行きたい。とは、思わない。
味、雰囲気、そこで接客してくれる人、それらが
自分を満たす一番、大事なことなのだ。
あのお店はとても美味しいけれど
シェフはいまいち好きになれない。
見送りを、最後までしてくれなかった。
ありがとうございましたと言っている途中で
奥へ入ってしまった。
他にお客さんはいなかったのに。
