家出からすぐに帰ってきた母は、
かなり、私に気を使っているようなそぶりで
静かにしている。
が、これもいつものことで
油断をすると、すぐに忘れてまた同じことをする。
私は、逃げ場を作ることにした。
買ったビルの3階が空いているので、
その一室をしんどい時の逃げ場にしようと、
ソファーベッドを注文した。
もうすぐ届くだろう。
自分の機嫌は自分で取るしかないのだ。
年下君へのラインはしばらく控えようと思っていたら、
昨日の夜、ゴルフのかなり調子が良さそうな
スコアの写真を送ってくれた。
今月は、ゴルフに行きすぎて、いろんなことが
おろそかになってるから
来月は、控えるよ。
と、言っていたけど、ご機嫌に過ごせるなら
いいのではないか。
やることさえちゃんとやっていれば。
たまにしか会えない年下君に、厳しいことを言うつもりは
毛頭ない。
彼は、きちんと、結果を出す人だから、
私に連絡をくれた時や、たまに会った時は、
彼を誉めて、喜んで癒してあげられるような
存在でいたいと思っている。
常に戦っている人は、逃げ場も、必要なのだ。