初めて彼とデートをした。
少し遠出をして、とても新鮮で楽しい一日だった。
彼と別れた後、
あの人からラインがあった。
今からお風呂に入ります。
と返信すると、
上がったら電話頂戴。と返ってきた。
お風呂から上がったけど
放置して
いつものように、長いラインをしていた。
そろそろ眠くなっていたので
切りのいいところで切り上げようとしていたら
あの人から電話が鳴った。
一回目は出なかった。
しばらくして２回目の電話。
この前から、そういうことが続いたので
さすがに、めんどくさいな。
と思いながら、電話に出た。
待ってたけど、電話が鳴らないから。と。
寝てしまってました。すいません。
と答え、話が始まった。
今度、出張に行った時には会えるね。
というので、もう、これ以上はごまかせない。
と覚悟して
沖縄であった、恐ろしい話をすべて打ち明けた。
あの子も、同じ場所にいるのに
また、部屋によばれて、そんなことになったら
大変だ。
もう、部屋にはいかない。
また、あんな、恐ろしい目にあいたくない。
それに、年下君にも
変な勘繰りをされたくない。
やっと、あの人の呪縛から
逃れられる。
あの人にはわからないだろうけど。
これで、連絡が途絶えたら
それでいい。
自然に、離れられる。
私の心はもう、あの人には、ない。
長いトンネルだった。
