あの人に夢の中でまで傷つけられる。

頭のなかから、あの人が消えない。

悲しい思いのなか、二回目に見た夢も
また、あの人にまつわる夢。

私は、自分が思うよりも壊れているんだろうか。

どうしたらいいんだろう。
自分ではどうにもできない。

死んだって思いは残るだろう。

助けて。
ここから抜け出すにはどうしたらいいのか。

もう会わない。
決めているけど、それを伝えるのは
出来ない。そんなことしたら、本当に私は
壊れてしまう。

そっと離れるのは時間がかかる。

ちゃんと私が誰かを好きになって、
その人も私を愛してくれる。

そうならないと、この思いはずっとこのまま。

上っ面だけ、好きになったところで
同じことの繰り返し。

気にしすぎ

新しく役員になった組織の女友達と
食事に行って

今、起こっている辛い状況を話して
スッキリはした。

でも、状況は変わらない。

そのなかのひとりが、何年も前に、経験した辛いことで、
性欲ばっかりの時、とても、当時の彼とのわかれで苦しんだ。
性欲がなくなったら、もう、どうでもよくなった。

と、言っていたのを聞いて

ああ、そうか。体を重ねるということは、こんなにも心が執着してしまうことなんだと、思った。

会わなければどうってことなくなるのかもしれない。

あの人から、返信はない。
なにかを、感じ取っているのかもしれないし、
めんどくさいと思っているのかもしれない。

私は気にしすぎている。

頭から離したい。

言ってしまった

ホテルとった?

 

来た。ついに、来てしまった。この言葉。

いつもなら、ホテルを会わせて

心おきなく、一緒に過ごすことを楽しみにして

日を数えて待っていたのに。

 

別れることは決めている。

もう、ずっと前から。

新しい人とも、長くないだろう。

 

今回、ホテルは年下君と合わせてある。

この彼も、長くはないだろう。

あの人を忘れるために、近付いた人。

付き合ってるわけではない。

 

さみしさを紛らわすために一緒に過ごす。

悪いとは思わない。

向こうも、私には、本気じゃないから。

 

好きってなんなのか、もう、わからない。

誰が好きなのかと言われれば

私は、やっぱりあの人が好きなんだろう。

 

でも、別れなければいけない。

幸せにはなれないし、あの人を好きな自分が

キライだ。

 

いつだって、求めてはいけない。

 

色んな嘘を考えていたけど、嘘は嘘。

なんて答えていいか少し考えて、

 

今回は、ご一緒するのを、やめておこうと思います。

 

と伝えた。言い訳と共に。

 

その後のラインは既読にならない。

怖い。電話が鳴るのが・・・

 

これで終わればいいけど。あの人は

強引だから。

 

狙った獲物は必ず落とす。そして

夢中にさせる。

とても、危険な人。

 

どうしてこうなった?

自分がやることが、なんでも
あさましい

と、思えてくる。

ラインも相手の気をひこうとしているような気がして。

あさましい。

いつからこんな風になったんだろう。
いつからこんな、さみしい人間になったんだろう。

一人の時間

明かに私は今日、待っていた。

一ミリもない望みと、その一方で
絶対に会ってはいけないと、思う気持ち。

なんの連絡もなかったことにたいして
これで良かった、と、ほっとしている。

今度会うことになっているけど、それは、あくまでも仕事。

でも、ホテルを合わせようと言われたらどうしよう。

私はもう先約がある。
年下君とホテルを合わせてある。

そんなことは、言えない。
そこにいるのに、私があの人とあわないということなど、
出来るのだろうか。

でも、会うわけには行かないし、年下君も失望させたくない。

あの人と、年下君と、わたし。
同じ空間で過ごすのは、どんなもんだろう。

普通に振る舞えるのだろうか。

求めない

この前、私と同じく
厄介なトラブルに巻き込まれそうになっている
女友達が、いった言葉。

私はマザー・テレサになる。

決して求めない。与えるだけの人になる。

私にはなかった発想だな。

好きになったひとに、奥さんがいる場合、
求めてしまうと辛くなる。

自分が好きならそれでいい。
そんなことも言っていたな。

私も、そう思って、自分を慰めながら今まできた。

でも、それじゃ、嫌なんだ。
と、悟ったときに、この恋も、あの恋も
ダメなんだ。と、想った。

自分が好きになった分だけ、相手にも愛してほしい。

そんなことを、求めるような女は
とうてい、不倫は向かない。

別れてほしいなんて、思わないし、結婚したいとも思わない。

でも、都合よく扱われれば、悲しい気持ちになる。

結局、奥さんがいるいないにかかわらず、
その人の一番でいたいのかな。

沢山の中の一人は、嫌なんだ。

私はマザー・テレサにはなれないけど
でも、少しでも近づけるように、気を付けてみようか。

今とは違ったつきあい方が、また、出来るのかもしれない。

求めない。