最低

彼を試すようなことをいって
案の定怒らせた。

少し冷めた

と言われ、ああ、やっぱりあの熱烈な言葉は
ウソなんだと思って

私は簡単に捨てようとした。

冷めているのは私の方。

あんなに大切にしてもらっているのに
そこまで熱くなれないのは

好きじゃないから。

自分からすきにならないと、熱くなれない女だった。
そんなことに、気づいた。

信じていない

昨日、もう一人の私の顔を見た彼は
どう感じただろう。

どんな、私でも変わりなく愛する。

なんて、言葉ではいっているけれど
本気で信じてはいない。

いつか、冷めるときがくる。

彼も気がつくときが来るだろう。
いまはまだ、物珍しい状況に覚醒
されているだろうけど

私がたどった道とおなじなんだろうか。
そうだとしたら、本当にかわいそう。

ますます

 

 

 

狙った女を落とすまでは

ガンガン攻めてきて

誘ったり、ラインをしてきたり

うまい言葉をたくさん並べたり

 

最近、接触があった人はそんな人で

話にもよく聞くタイプ。

 

落としたら、だんだん、連絡が遠のいたり

ないがしろにされるというのも

よく聞く。

 

私も、あの人にはずいぶんつらい思いがあった。

 

今付き合っている彼は最初は、普通に、

ガンガン迄も行かないけど

私を狙っていた。

そして、私を手に入れた。

 

ラインがすごかった。

この人もどうせ、そのうち、飽きるんだろう。

と思っていたけど、

いまだに、その、勢いは落ちない。

むしろ、最初のころよりも、

私のことを大切にしてくれている。

時間を作っては、家族の次に

私を優先してくれているのがわかる。

 

本人が言うように、一日中、私のことを

考えている。

本当に、そうなんだろうと思える。

 

まるで、あの人を好きだったころの私のようだ。

寝ても覚めても

あの人のことばっかり考えて

あの人を中心に自分の世界は動いていた。

 

原動力だった。

彼のおかげで、あの人を忘れられた。

なかったことに、できた。

幸せだと思える今があるのは

彼のおかげだと思うけど

 

そんなことは彼にはとても言えない。

せめて、彼を傷つけないようにしなければ。

何でだろう

あの人から連絡がこなくなって
そんなこと、何とも思わないのに

あのこの事を思い出すと、胸が
ずきんと痛む。

今の私は、彼から毎日
喉から手が出るほど欲しかった言葉を
浴びせられ

とても、満足しているのに

この前、あの人にキスされたときも
前みたいなうずくような
心の喜びを感じなくなっていて

心底ほっとしたのに。

本当の気持ち

自分に都合のいいようにしてるなあ。

と、思う。

 

好きか嫌いかと自分に問えば

 

ああ、やっぱり、愛してはいない。

嫌いじゃないけど。好きだけど。

 

そういう、煮え切らない自分がチラリ。

 

一緒にいると、私が欲しい言葉をたくさんくれ

自由にさせてくれ

気持ちよくさせてくれる人。

 

恋愛気分は存分に味わえる。

けど。

 

これでいいわけがない。

 

自分の都合に合わなければ、腹が立ったり

イラついたり

 

わがままになりすぎて

彼は私のものではないし、私の心が

彼のものではない以上

 

不機嫌になるのは筋が違うというもの。

 

いけない

私たちの関係はばれてはいけない。

でも、わかる人にはわかるだろう。

でも、認めてはいけない。

二人でいることが普通になってしまって、
麻痺している。
気を付けないといけないけれど

こそこそするのも、疑われそうで、まだ、
友達です。と、自然に振る舞っていた方がいいのか。

気づかれていないと思ったいるのは
当人達だけで

まわりはみんな、きがついている。
というのは、よくあること。

それにしても、絶対にばれてはいけない。

やっぱり

甘やかされ過ぎたり
お姫様扱いされたり
そういうことは、嘘だと思った方がいいと言うこと。

期待をしてもいけないし
本気で好きにもならない。

一緒にいると、とても、気持ちが良いけど
どこか冷めていないと

後でちょっとしたことでも、傷つく。

ある程度の距離をもって
付き合いをしたほうがいい。

いつ、さよならが来ても大丈夫なように。

私は結局は、一人なんだと、思い知らされる。