なぜかイラっとする言葉

本を読んでいて、そう!それ!

と思ったのがあった。

 

かわいそうに

 

という言葉について。

この言葉は言うのも好きじゃないし

言われるのは嫌な言葉。

 

一人っ子だから可哀想。

子供の頃から何度もその言葉を言われてきた。

なぜ、一人っ子はかわいそうなのか?

兄妹がいることがそんなに素晴らしいことなのか?

その言葉を吐いた人が、たとえそうだとあったとしても

言われた方は全く自分を可哀想だなんて思ってはいない。

失礼だと思う。自分の方が優位に立っているとでも思っているのだろうか。

 

かわいそう。

以前付き合っていた男もたびたびその言葉を

軽く口にした。

いかにも自分は慈悲深き人間だとでも見せつけるかのように感じることがって

 

その度私は少しイラついた。

 

言っている方は何も意識していないだろう。

人に対してかわいそうという言葉は

時にとても失礼だ。そして、もう一つ

嫌いな言葉。

 

人に対して使う場合の

もったいない。という言葉。

 

あの人はあんなにいいところがあるのに

こういうところがとても

もったいない。

 

ご飯は残すともったいないから食べなさい。

 

という使い方はなんの抵抗もないが

誰かに対してもったいないという言葉の使い方もまた

お前は何様だ?!

 

と苛立つ。

 

私は言葉に対して敏感なんだろうか。

と思っていたけど、この本の著者も同じことを思っているのを知って

 

ああ、わたしの感じ方はべつに、変じゃなかった。と思えた。